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あだちのひよっこメモ3 さすてな京都について

みなさまこんにちは!バード・デザインハウス(以下バード)の足立 結(あだち ゆい)です。

バードのメンバーがどのようなプロセスでデザインをしているのかリサーチしながら、バードの魅力を発信していく『あだちのひよっこメモ』第3弾です!

今回は「さすてな京都」こと京都市南部クリーンセンター環境学習施設に初めて行ってきたレポートと、主担当の児玉さんにお話を聞いてみたことをまとめました!

京都市南部クリーンセンター環境学習施設「さすてな京都」は、ごみ処理施設そのものを活用して整備しています。焼却炉やごみ発電、バイオガス化施設などの迫力満点の大規模施設を間近に見学し、それらを生きた教材として最先端の環境技術を学べます。
また、ごみ減量や、地球温暖化、生物多様性、環境面から見た地域の歴史等幅広い分野を対象として、ライフステージに応じたプログラムを作成し、体験型を中心にした子ども向けコンテンツ、インパクトのある映像等を中心にした大人向けコンテンツを各所に配置することにより、子ども・学生・大人・事業者・修学旅行生などいろいろな方が興味や好奇心を持って、楽しみながら学習していただけます。

(公式サイト https://sustaina-kyoto.jp/about より引用)

バードではさすてな京都が開館した2019年10月よりイベントや展示、広報誌、ホームページの企画・デザインなど広報全般の業務をサポートしてきました。

年4回発行している広報誌「さすてな京都だより」は、敷地内で見られる生きもの紹介やクイズ、働く人たちを取り上げるなど毎号異なる切り口でさすてな京都を知ってもらえる内容です。その広報誌のデザインを行っています。何度来ても楽しめる魅力をお伝えできるよう、誌面を工夫しています。

児玉さんは「さすてな京都だより」をはじめとする広報物の企画・デザインで、さすてな京都の魅力を等身大で伝え、行ってみたい!と思っていただいたり、ごみ処理やSDGsの意識を高めていただけるような紙面づくりを心がけています。

また、企画・デザインしたものをじっくり見つめ直したり、一度離れて他の施設の広報物に目を向けてみるなど、いろんな見方をすることで客観視し、その気づきを反映させることが大切であるとのこと。なるほど!

それぞれの広報物を見ていると目に入るのは児玉さんの描くかわいいイラスト!

施設案内のパンフレットに起用されている、好奇心の象徴である「はてな」をいろんな人が持っているイラストには、幅広い世代の方に来館していただき、楽しんだり驚いたりしながらいろんな発見をしてもらいたい、という思いが反映されています。

「さすてな京都だより」で毎号見られる表情豊かなイラストは、枠にとらわれない自由な表現で描かれたものが多く、見ているだけでワクワクします!

さすてな京都では大迫力のクレーン、展望台から眺められる京都の町並み、開放感ある屋上での足湯など、体感しながらごみや環境問題について学ぶことができます。これらが全て無料で楽しめるのが驚きです!

また、企画展示室では企画展が定期的に行われています。現在、開催されている「しぜんとともだち!親子でしぜんとふれあおう展」のポスターとサイト内のバナーデザインは私が担当しました。ぜひ施設内やさすてな京都のホームページを見てみてください!( https://sustaina-kyoto.jp/ )

楽しく撮影できるトリックアートもあります!

(左:足立 右:田万)

今後もバードは様々な広報物を通じて、さすてな京都に来館される方がより楽しくごみや環境問題への学びに繋げられるよう、企画・デザインに取り組んでいきます!

※足立結とは

2000年11月30日生まれ。大阪府立池田高等学校卒。

京都芸術大学 芸術学部 空間演出デザイン学科 空間デザインコース卒業。

社会問題の解決となるようなものづくり・ことづくりを、空間×ビジュアル×ソーシャルデザインの3つの領域を横断して複合的に学んできました。