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あだちのひよっこメモ4 船場ビール工場について

みなさまこんにちは!バード・デザインハウス(以下バード)の足立 結(あだち ゆい)です。ビールが美味しい季節になりましたね!

さて、バードのメンバーがどのようなプロセスでデザインをしているのかリサーチしながら、バードの魅力を発信していく『あだちのひよっこメモ』早くも第4弾です!

今回は「船場ビール工場」について主担当の鳥山さんにお話を聞いてみました!

「船場ビール工場」は「(有)中井レストラン企画」代表の中井さんが、長年、飲食店を経営するなかで、ベルギービールとずっと関わってきたことへの実績と誇り、そして生まれ育った船場で、地元の人に愛される自分のクラフトビールを作りたい!という思いから始められた事業です。

バードでは、船場ビール工場のロゴマーク、ラベル、リーフレットなどをデザインしました。

ロゴマークでは23の通りと14の筋が碁盤目状になって船場のまちの骨格になっていることを表現するとともに、人と人がまじわり、交流が進むようなクラフトビールになれば、という願いが込められています。

ロゴタイプは船場の伝統や文化が感じられるように制作。また、大阪船場と記した落款を入れて署名性を高めたとのこと。

なるほど、文字のデザイン1つで見る人が持つ印象も変わってきます。

ラベルのデザインは、「そろばん」を基本に展開されています。船場ビールのモチーフを考えるとき、そろばんは昔、今の電卓のようなものであり商都大阪の象徴とも言うことができることから、取り入れられました。

たしかに、そろばんモチーフのデザインは大阪ならではで、昔からの伝統と誇りある船場の商人を連想させる、今までにないデザインと思います!

今回、私はリーフレットに使用する写真の撮影を担当しました。

大阪が商業の中心地として栄えてきた証しである大阪取引所や、水都大阪を象徴する、大川へ沈む夕日などと言った建造物、景色があることで大阪・船場らしさを、より味わうことができます。

大川の夕日を撮影するために、天満橋でカメラを構えていたら、10人くらいの方が立ち止まり、私と同じように夕日の写真を撮り始めました。写真っていいなと改めて感じました。

私はこれまでビールは苦手だったのですが、船場ビールはほんまに飲みやすかったです!特にペールエールは苦味が少なくさわやかな味わいで、すいすい飲めました。

ちなみに私は、少し飲んだだけなのに笑い出すと止まらなくなり、笑い上戸であることが判明しました。

堺筋本町にある船場ビール工場はこの壁のロゴが目印です!

詳しくは公式ホームページをご覧ください!

https://sembabeer.com/

船場地区のリサーチや中井さんとの何気ない会話の中で得たヒントを元に、デザインに反映していくプロセスを学びました。

また、大阪船場の特徴を表現するロゴやラベル、写真などのデザイン制作物があることで船場らしさを誘発し、ビールと一緒に文化を飲んでいただくことができます。おもろい!

また、人との話の中や日常の思わぬところにヒントが転がっていることを忘れずに好奇心をもっていろんなことに興味を向けられる人でいたいです。

※足立結とは

2000年11月30日生まれ。

大阪府立池田高等学校→京都芸術大学 芸術学部 空間演出デザイン学科 空間デザインコース2023年卒業。

社会問題の解決となるようなものづくり・ことづくりを、空間×ビジュアル×ソーシャルデザインの3つの領域を横断して複合的に学んできました。